玉井式の教材は、DVDによる映像と、それにリンクしたプリントが2本柱となっています。これらの教材を活用することで、以下のような効果を狙っているようです。
・絵が多い本から、文字中心の本へとスムーズに移行できる
・図形に対するイメージ力を育む
・「英語耳」を養い、中学からの本格的な英語学習に備える
まず子どもたちは、ストーリー仕立てのアニメーションを視聴。その後、映像から出題される問題に答えながらプリント学習をおこないます。映像教材は、キャラクターの登場する楽しい内容となっており、小さな子どもでも飽きずに最後まで見られるように工夫されています。
映像は、基本的に1度しか見せないため、子どもたちはより集中して物語に入り込むようです。見たアニメーションをもとに問題が出されますので、楽しみながら勉強することができます。映像は、以下のような内容で構成されているようです。
ⅰ)きほんのおはなし
新しい単元の導入を、キャラクターが対話形式で分かりやすくおこないます。公式を覚える以前に「なぜそうなるのか?」に重点を置いた解説となっているようです。
ⅱ)ものがたり算数
ストーリーと同時に、ものがたり算数が進行します。ストーリーに出てくる数字やセリフをきちんと拾っていかなければ、後で取り組む問題に答えることができないようです。
ⅲ)かたちの形
図形の展開図や、立体の断面図など、紙面では分かりにくいイメージも、アニメーションでスムーズに理解を促します。
ⅳ)えいごもこくご
ストーリーを見ながら、英語を聞き流すことに終始します。英単語の意味を教えることは一切なく、見たまま、聞いたままの英語をそのまま脳にインプットすることが目的のようです。
これらの映像から出題される問題を、プリントで解きます。問題の難易度は幅広く設定されていますので、一人ひとりに合ったレベルで学習することができます。また難易度の高い問題に関しては、ヒントアニメが用意されているほか、講師からも解法の手助けがおこなわれるようです。