■9歳までに身につけたい「イメージング力」
小学3年生までの学習では、教師による話を中心として授業が進められます。しかし4年生ごろからは、子どもが自分で文字や文章からイメージしながら物事を理解することが求められる、と玉井式は考えているようです。
文章から具体的な絵をイメージすることは、訓練をおこなっていなければ難しいため、「算数の文章題ができない」という壁にぶつかるのだといいます。文字から状況をイメージする力を育むことが、玉井式国語的算数教室の目指すところです。
5歳から9歳までの、「文字ではなく、視覚を通して物事を理解する時期」の特性を踏まえて、アニメーションによる物語に算数の課題を加えるという画期的なシステムを開発したようです。
■公式ではなく、根本から理解できる能力を
一般的な算数指導では「解き方」や「公式」を暗記させることで、パターン練習によって文章題を解かせるメソッドが多いようです。しかし、その方法では文章を少し変えただけで、解けなくなってしまう子どもが続出すると玉井式は考えます。
玉井式国語的算数教室では、「根本から理解させる」ことを重視した指導方法で、子どもたちが「自分の頭で筋道を立てて式を作れるようになる」ことを目指しているようです。
■日本の子どもたちの読解力を向上させるために
OECD(経済協力開発機構)が3年ごとに、高校1年生を対象に実施する、国際的な学力テスト(PISA)があります。
日本は全体的に好成績をマークしていますが、選択形式の問題に比べ、記述式の問題への正答率が低く、他国よりも無回答が目立つという結果が出ているようです。また科学や数学に対して「読解力」の順位が低めであることもデータとして表れています。
日本の子どもたちが苦手とする、文章読解と記述での表現力を高めるためにも、玉井式国語的算数教室のカリキュラムは最適であるとの声が高いようです。