受講時期:2009年(平成21)
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公開日:2015.12.12 投稿者:angie(保護者)
先生の涙
初めて受験した学校に合格できなかったとき、意外と本人はケロッとしています、と先生にお話ししたら、不合格になって傷つかない子供はいませんと仰った。先生の目が少し潤んだ気がして、母である私も涙がでてしまった。なんとなく私も息子も強がっていたんだなと気がついたし、始まったばかりでまた頑張ろうとも思えた。確か、教室にとって初めての受験生を送り出した年ではなかったかと思う。先生方の必死さ、合格を願う強い気持ちを感じたし、それが教室のためだけでなく、子供達への気持ちでもあると感じられた出来事であった。正直実績のない教室に途中不安を感じる事もあったが、教科の先生が具体的に教室での様子を話してくれ大丈夫ですよという一言が心強かった。親身、一生懸命、誠意を感じた教室であった。息子は当時将来塾の先生になりたいと語っていた。子供心にも感じるものがあったのだと思う。心配をかけたが、最後の最後合格を。しかも大変嬉しい学校への合格を決めることができた。頑張れば報われるという経験を息子に与えることができ、大変感謝している。受験の時期になるたび思い出し、激励に行きたくなる時がある。毎年毎年あの思いを繰り返す先生方を心から尊敬するし、大変な仕事だと思う。親や子供の不安に寄り添い励ましてくださった。あの涙は本当に、なんというか同じ気持ちでいてくれるという絶対的な安心感になった。親子でそこからまた頑張ることができた。ありがたかった。
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