中学受験の指導を専門とする西塾では、私立中学へ進学するメリットについて以下のような考えを持っているようです。
■一貫した教育環境
公立と異なり、画一的なカリキュラムに縛られることなく、各校の理念やポリシーに基づいた教育を実践しているのが私立中学。制約が少ないことで、一貫した教育方針を取ることができます。校風・学習内容なども明確であり、それぞれに合った学校を選ぶことで、充実した学校生活を送ることが期待できるようです。
■高度な学習内容
入試を設けることで、私立中学には学力が一定レベルに達している生徒のみが入学します。そのため、効率的な授業をおこなうことができ、国が定めた学習指導要領よりもさらにハイレベルな学習をすることが可能です。
■教師の教育に対する意欲
原則として、公立のように教師の転勤がないため、各校の教育ノウハウが長く受け継がれているのも私立の特色。しかも、教育の成果は学校の人気や評価に直結しますので、教師たちは強い責任と高い意識をもって指導にあたっているようです。
■生徒へのサポート体制
公立と比較するとさまざまな面で自由度の高い私立中学では、カリキュラムのみならず、学校行事などもオリジナリティが豊かといえます。また一人ひとりに合わせて柔軟な対応が可能のため、学習面でも生活面でも、面倒見のよさがメリットとして挙げられます。
■早期からの大学入試への準備
中高一貫の私立校では、高校受験がない分、中学生から大学入試を見据えた学習が可能です。進度の速いカリキュラムで、十分な余裕をもって入試勉強に取り組むことができ、難関大学を早くから目指すことができます。
西塾では、中学受験に必要なものは通知表の点数のアップではなく、「真の学力」を身につけることにあると考えているようです。私立中学のスピーディな授業についていくためにも、進学後まで視野に入れた「学習姿勢」「学習方法の徹底」に力を入れているのがうかがえます。
さらに、小学生のうちから厳しい受験を経験することで、学力のみならず「学習の習慣」や「幅広い知識」、そして「努力することの大切さ」を身につけることができるのも、中学受験の利点として捉えているようです。