講談社すこやか教室では、「知能開発は幼児期にしかできないこと」と考えています。ことば・図形・記号のカリキュラムをバランスよく組み合わせ、記憶力や思考力を養い、将来に向けた揺るぎない知性を育むことが目標のようです。
■早期教育の必要性
「まだ小さいから早すぎる」という声がよく聞かれることを受けて、講談社すこやか教室は「まだ早いこと」と「やっておかなければいけないこと」を以下のように分けています。
◆まだ早いこと
・一方的な知識の詰め込み(お勉強)
・知識を偏らせることで、教えられたものだけが得意になり、状況に応じて柔軟に考えることのできる応用力を欠けさせてしまうこと。
◆やっておかなければいけないこと
・人格形成
・将来の学習のための土台(頭の基礎体力や、柔軟性)を形成すること。
・バランスのとれた、得意・不得意のない大きな器づくり。
幼児期にしっかりとした基礎を固めることで、将来における学習能力が大きく異なってくるとの信念から、脳の土台作りに主眼をおいたレッスンをおこなっているようです。
■脳科学からみた、知能開発の開始時期
大脳生理学によると、人間は生まれながらにして約140億の脳細胞(ニューロン)を持っているといわれます。6歳くらいまでに、その仕組み(ネットワーク)の約80パーセントが完成し、一度完成すると、その後に変更や修正することは難しいとされています。(脳の臨界期)
身長や体重、内臓器官といった身体の発達と比べ、脳の発達は短期間で急速におこなわれることから、「能力開発は幼児期に」との結論に至っているようです。
■社会性と感性を育む教育
講談社すこやか教室が目指すのは、学校の勉強につながる能力の開発だけではありません。いじめや問題行動、ひきこもり、不登校、家庭内暴力など、子どもにまつわる社会問題の原因の1つとして、「幼児期の環境」が指摘されているようです。
そのためにも子どもたちに必要なことは、他者との直接的な関わりを通して「社会性」や「人間関係」を育むこと。そして忍耐力を身につけ、自分の感情をコントロールできる「感情的知性」を発達させることであると考え、講談社すこやか教室では「関わり」を重視した教育をモットーとしているようです。