○算数・数学
・素早く計算する力を養成
1枚1枚のプリントを100点に仕上げる「標準完成時間」を設定。生徒一人ひとりがその時間を目標に毎日の練習を行うそうです。集中して学習する感覚や、計算のリズムに慣れさせることで、まとまった分量の計算問題をこなす力を育成します。
・ルール通りの計算
筆算を1の位から10の位へと左に向けて順番に計算するというような手順を守った上で、素早く計算できるよう訓練。繰り上がりの数をプリントに記入せず、頭に記憶して計算させることで計算スピードを速めます。
・間違いの過程をたどる
不正解の問題は、全部を消して計算し直すのではなく、間違えた個所を自分で発見し、そこから「解き直し」をさせます。それにより1ヶ所の間違いが全体にどのように影響するかを生徒が理解し、自分自身のミスの傾向をつかむことができるそうです。
○国語
・文字
漢字の学習においても、まずは「読み」のトレーニングから入ります。漢字の読み方を繰り返し練習させた後で「書く」練習にシフトさせます。
・語彙
単語学習に際してが特定の文字を含んだ単語を数多く読み書きすることで語彙力を伸ばしていくようです。公文式教室の教材は、身近な言葉を中心に数多くの語彙を学ぶことのできる工夫がなされているそうです。
・読解
公文式教室では、元の文章のニュアンスを保ちながら作者の言葉や表現の個性を生かして文章を要約する方法を指導。一般的な要点の書き出しや中心文を見つける方法とは異なり、より文章の本質に近い理解を促しているようです。
○英語
公文式教室では、独自の教材により、「読む」「書く」「聞く」「話す」の能力を高めていきます。
・音
単語をなぞると音声で読み方を聞かせてくれるE-Pencil(イー・ペンシル)という教具を使用します。テキストに出てくる単語の発音を繰り返し聞き取り、耳から英語に慣れさせるのが目的です。
・文字・語彙
リスニング→復唱→音読→講師による音読確認というサイクルで学習を進めます。
スキット(短いお話)・ストーリーなどを題材に指導を行い、生徒が自然に多くの語彙を覚えていくよう工夫しているようです。また、日本語と同様に「書く」練習も行います。アルファベット、単語、文章というステップで、「なぞり書き」「見写し書き」「自力書き」のトレーニングを実施します。