中学部では、教科書や公立高校入試のレベルを「100」とすると、それを超える「150」のレベルを目指しています。「150」の内容を理解すれば、学校の定期テストや高校入試に必要な知識は十分身につくと山王学院は考えています。
・国語
山王学院のオリジナル教材「中学重要語句600」を使いながら、語彙力をきたえます。授業では毎回「語彙力確認テスト」を実施し、さまざまな日本語表現を覚えるようです。
・数学
年々、難易度が上がる傾向にある愛知県の高校入試の数学で得点するため、1・2年生から入試レベルの問題を扱っています。基本となる計算問題は、速く正確に解けるよう反復トレーニング。文章題や関数、図形問題は、解法を覚えるのではなく原理をしっかり習得し、どんな問題にも対応できる力をつけていきます。
2週間に1度、通常授業とは別に数学の演習テストを実施。習った内容の定着度を確認するようです。
・英語
山王学院が英語で重視するのは「根本の理解」です。英単語や英文法を丸暗記するのではなく、山王学院独自の教材を使用し、言語の構造から理解できるような授業をおこなうようです。小学6年生から指導している「発音記号を読めること」も引き続き徹底し、正しい発音を意識しながら学習を進めていきます。
・理科
山王学院オリジナルテキスト「Triple S」を使って、重要語句を一問一答形式で確実に覚えます。また愛知県の高校入試で必須となる、密度や電流、比例式などの計算問題も、集中的にトレーニングするようです。
・社会
2012年度から教科書が大幅に改訂され、学習内容の増えた社会科では、「丸暗記する」勉強方法が通用しなくなったようです。山王学院では、社会科においても「なぜそうなるのか?」という観点に立った授業をつねに心がけています。
「畜産や酪農がさかんな地域の特色は?」「潮目はなぜよい漁場なのか?」など、根本的な理解をうながすような指導で、生徒の「なるほど!」を引き出すようです。
最低限、暗記しなくてはいけない主要な国名や首都、重要な歴史年号などは、コンパクトにまとめたテキスト「Triple S」で習得。完璧に覚えられるようくり返し確認テストを実施し、基礎知識の定着をはかっているようです。
■中学部のその他の学習
◆校舎対抗戦で暗記を強化
基礎から発展問題まで、覚えるべき項目をコンパクトにまとめたテキスト「Sanno Super Standard( Triple S)」。そして教科書レベルから大学受験レベルまでの重要語句を集めた「中学重要語句600」から、出題範囲を決めて、全校舎一斉に実施するのが「校舎対抗戦」です。
校舎ごとに平均点を競うイベントで、自然と生徒たちの暗記にも熱が入るようです。
◆チャレンジ・スタディ(チャレスタ)
定期テスト前に開催される「チャレスタ」は、科目や単元にこだわらないフリースタイルの勉強会です。
「家ではなかなか勉強がはかどらない」「先生に質問しながら学習したい」という生徒たちが、集中できる環境の中で、充実した「自主学習」をおこなうようです。山王学院では、「チャレスタ」を通して「自主的に勉強できる」きっかけを提供しています。
◆合格合宿
山王学院では、年に数回の合宿を実施。一日の大半を勉強で過ごし、同じ目標を持つ仲間と共に生活することで、受験に向けての意欲と自覚を高めます。合宿では暗記項目や重要単元について、集中的に学習するようです。